東洋テクノ

new ACE工法

アースドリル式拡底杭工法によって築造される場所打ちコンクリート杭工法

new ACE工法とは

new ACE工法とは、杭の軸部を通常の場所打ちコンクリート杭3工法(アースドリル工法,オールケーシング工法,リバース工法)で支持層の所定深度まで掘削し、孔底部をnew ACE掘削機と専用の拡底バケット(new ACEバケット)で拡大掘削するアースドリル式拡底杭工法です。

評定番号:BCJ評定-FD0277-08(令和6年5月10日取得)

特長

  • コンクリートの設計基準強度Fc60N/mm2まで適用可能
  • 拡底部施工径Φ4.8mまで施工可能
  • 大深度掘削が可能(最大掘削長86.6mの施工実績)
  • 施工管理(拡大量,掘削深度,孔底処理立上がり部の成型)が容易
  • 掘削からコンクリート打設までの作業がnew ACE掘削機1台で施工可能
  • 設備が簡単で施工能率がよく経済的

施工順序

施工順序

コンクリートの設計基準強度の範囲(Fc:設計基準強度(N/mm2))

コンクリートの種類 設計基準強度の範囲
JIS A 5308に規定される
レディーミクストコンクリート
普通ポルトランドセメントを用いる場合 24≦Fc≦45 (28S91=0 N/mm2) ※1
高炉セメントB種を用いる場合 24≦Fc≦45 (28S91=0 N/mm2) ※1
セメントの種類を問わない場合 18≦Fc≦45 -mSn ※2
建築基準法第37条第二号に基づく
大臣認定を受けたコンクリート
拡底径4.1m以下の場合 ※4 36≦Fc≦60 ※3
拡底径4.1m超の場合 ※5

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  1. ※1 評定を行った28S91を用いる場合、昭和56年建設省告示第1102号第1(以下、告示)のただし書きの規定に基づく値として、0 N/mm2とすることができる。ただし以下の場合、28S91は適用外とする。
  1. ①コンクリートの養生期間中(28日)の平均気温が10℃未満となる時期に施工する場合
  2. ②くい頭部が施工地盤面下2.0m未満となる場合(このくい体の全長のコンクリートについて適用しない)
  3. ③コンクリートの管理材齢が28日でない場合
  1. ※2告示の規定に適合するmSn値を用いるものとする。
  2. ※3当該大臣認定に規定されたmSn値を用いるものとする。
  3. ※4当該大臣認定に規定されたセメントの種類とする。
  4. ※5セメントの種類は普通・中庸熱・低熱ポルトランドセメント及び高炉セメントB種・フライアッシュB種とする。

new ACE杭の寸法

バケット形式軸部径(㎜)拡底部径(㎜)
0815型 800~1300 800~1400
900~1400 900~1500
1016型 1000~1500 1000~1600
1017型 1000~1500 1000~1600
1100~1600 1100~1700
1019型 1000~1800 1000~1900
1219型 1200~1800 1200~1900
1222型 1200~2100 1200~2200
1324型 1300~2200 1300~2300
1400~2300 1400~2400
1327型 1300~2600 1300~2700
1526型 1500~2500 1500~2600
1527型 1500~2500 1500~2600
1600~2600 1600~2700
バケット形式軸部径(㎜)拡底部径(㎜)
1531型 1500~3000 1500~3100
1731型 1700~2900 1700~3000
1800~3000 1800~3100
1735型 1700~3400 1700~3500
1833型 1800~3100 1800~3200
1900~3200 1900~3300
1839型 1800~3800 1800~3900
2036型 2000~3500 2000~3600
2037型 2000~3500 2000~3600
2000~3600 2000~3700
2044型 2000~4000 2000~4400
2241型 2200~3900 2200~4000
2300~4000 2300~4100
2248型 2200~4000 2200~4800

Photo

new ACEバケット(2248型)
掘起し杭
  • 軸部Φ2.0m/拡底部Φ4.4m
  • 施工地盤:ローム層
拡底杭施工用アースドリル掘削機 ED8200H
  • 最大掘削径
    軸 部 :Φ3.0m
    拡底部 :Φ4.8m
  • 最大掘削可能深度:
     86.8m(拡底バケット装着時)

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